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秋田製茶が本社を構える静岡県袋井市・笠原地区は、南北朝(室町時代)からの茶産地として数々の史料が残っています。
ここでは、少しその歴史と史料についてご紹介します。

- 平成23年度袋井市協働まちづくり事業 「袋井・お茶巡りマップ」より引用 -

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笠原地区、岡崎は縄文時代の遺跡があり、約1万年前より人が住んでいた地です。関白藤原頼道や平重盛が権利を持っていた大荘園「笠原庄(かさはらのしょう)」という名は、平安時代から見られ、その名が現在の知名になりました。

しかし、多くの時期は「浅羽庄(あさばのしょう)」に属しており、14世紀の南北朝期には、京都の領主に茶を上納した記述が残されています。
これは県内で最も古い茶栽培の史料です。


【重要文化財「師守記(もろもりき)」】

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江戸時代末期の村役人の日記の中で、慶応元年閏5月10日(1865年7月2日)「岡崎に茶つみに行く」という記述があったり、「茶部屋」(茶工場)で客人と酒を飲んだことがかかれており、お茶が身近にあったことがわかります。
【「梅田村岡本家日記」】

 


明治期、日本茶の海外輸出が盛んになると、各地で混ぜ物をするなど「粗悪茶」が増加し、大きな問題になりましたが、その時期でも笠原地区の茶は第三回内国博覧会(明治23年)で褒状、アメリカのシカゴ博覧会で優秀賞(明治26年)を賜り、優良な茶を製造していたことがわかります。

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更に、明治中期に丸太常吉氏が、撹拌式蒸機(かくはんしきむしき)で最初に特許を取得し、製茶機械発達史上に幾多の貢献をしました。後に発明協会賞を受賞。

現在は深蒸し茶が中心で、のどこしのすっきりとした「きれ」が特色。何煎も重ねて飲み続けて

いただける清涼感とこくのあるお茶です。